オトログ

音楽好きサラリーマンによるブログ。最近レコードプレーヤー買ってディグが楽しい。ブログ初心者で拙稿が続きますがよろしくお願いします。twitter:kazuaki0515

My Album Of The Year 2021

久しぶりの更新です。早いもので2021年も終わり2022年。そこで1年を振り返る意味でもMy Album Of The Year 2021の10枚を選びたいと思います。(並びは順不同です。)

 

Sam Gendel『Fresh Bread』(LEAVING RECORDS)

まるで世界を旅して、地球の息吹やそこに住む人々の暮らし・文化を感じられるような作品。魂が震える作品でした。

Fresh Bread

 

Snail Mail『Valentine』(Matador Records)

1曲目〜2曲目の流れがたまらん。めっちゃツボでした。バンドアンサンブルもよく練られている傑作。

Valentine [Explicit]

 

折坂悠太『心理』

日本語にしかできないソングライティングに美しく重なるバンドサウンド。最近ポップスに日本語をのせる難しさについて色々思うところがあったのですが、この作品は日本語でしかできないとても美しくも力強い作品だと思いました。

心理 (初回限定盤)

 

arauchi yu『Sisei』(KAKUBARHYTHM)

美しく、時に激しいパッションを感じる。室内楽をベースにしながらもどこか独特なリズム。色々なメディアのAlbum Of The Yearを見ながら、もしかしたら2021年最も見逃されてしまった傑作なのかもとも思う。素晴らしい作品。

Śisei

 

Little Simz『Sometimes I Might Be Introvert』(AGE 101 MUSIC)

今最も旬なプロデューサーInfloを召喚し、ファンク、ソウル色を全面に出した傑作。こういう音大好き。1曲目のIntrovertを聴いた時はビヨンセかと思うくらい、スケールの大きさに驚いた。

Sometimes I Might Be Introvert [Explicit]

 

Clairo『Sling』(FADER LABEL)

より内省的になった2nd。ただ、メロディと曲を構成する和音が斬新で綺麗。2曲目Amoebaの魅惑的な雰囲気に取り憑かれて何回もリピートした。

Sling

 

くるり『天才の愛』(SPEEDSTAR RECORDS)

まさにくるりしか作れない、一聴すると耳に馴染まない、しかし美しい和音構成のポップス。こんな風に制約なく頭の中にあるものを吐き出した、くるりの作品は本当にすごい。

天才の愛

 

Hiatus Kaiyote『Mood Valiant』(Brainfeeder)

まさかのBrainfeederからのリリース。でもそれも納得という雑多感と圧倒的なグルーヴ。今一番ライブで見たいかも。

Mood Valiant

 

Faye Webster『I KNOW I'M FUNNY HAHA』(SECRETLY CANADIAN)

僕が作品を好き聴くときに耳を奪われるのがサウンドとリズム。この作品は全編を通してほぼ同じbpmながらサウンドは異なるし、どれもすごくいい音で鳴らしているしグルーヴもある。mei eharaと共鳴するのも頷けます。(私、mei eharaも大好き)

I Know I'm Funny Haha (アナログレコード)

 

Black Country, New Road『For the first time』(Ninja Tune)

まさに新世代のサウンドNinja Tuneからのリリース。このレコードも各楽器の鳴りが良くて良くて。早くも2022年に2ndが予定されており、そちらも楽しみ。

For the First Time [Analog]

 

最後に・・・

毎年思いますが、他にも素晴らしい作品がたくさんあり、勝手ながらそれらの作品を作ったミュージシャンたちには尊敬の念を抱いてしまいます。Goat Girl、Claud、BADBADNOTGOOD、Dry Clearning、John Carroll Kirby、MIKE、Eri Ka de Casier、、などなど。素晴らしい作品をありがとうございます。まだ聴けていない名盤あると思うので、皆様や各メディアのAlbum Of The Yearを見ながら色んな作品を楽しみたいと思います。

 

ただ、やはり1枚あたりにかける時間というのはサブスク時代になり減ったなという気持ちはより強くなっています。たくさん聴けるのは嬉しいですが、素晴らしい作品とじっくり向き合う時間も大切にしたいなと思います。

 

色々なメディアのAlbum Of The Yearを見て思うことは見事にクロスオーバーしないなと。年間ベスト1位に並べてもてもほとんど被りがないんじゃないかな。だからこそ自分の Album Of The Year 選んでいて楽しかった。自分の2021年のストーリーを紡いでいるみたいで。今はそういう時代なのかもしれませんね。

 

2022年もどんな作品に出会えるか楽しみです。