オトログ

音楽好きサラリーマンによるブログ。最近レコードプレーヤー買ってディグが楽しい。ブログ初心者で拙稿が続きますがよろしくお願いします。twitter:kazuaki0515

FUJI ROCK FEASTIVAL 2022(Day3)

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2日目の夜、テントに戻ってくると忘れていたランタン問題と再び向き合うことに。そうか、壊れているんだった・・・。ただ、そこは2日目。点灯については2、3回のトライで無事に点灯。俺も随分と小慣れてきたな、そんなことを思いながら、寝る準備をするとともに、最終日は片付ける体力も惜しいだろうから少し荷物を整理。初日に着た服やもう使わなそうなものはリュックの奥へ。ちょっと片付けしたら寝ようと思い、ランタンのスイッチを切る。

 

・・・あれ、切れない。おかしいな、何回やってみても手応えがない。どうやら、スイッチ部分は完全に逝ってしまったようです。え、どうしよう、このまま明るいと流石に寝れないんだけど😇ただ、そこはすぐに解決策がひらめき、電池を抜いてしまえば消えるということに気付きました。電池を抜くために設置箇所を回転させて開けようとすると、「ぺきっ」という小さな異音とともに照明が消えました。

目的は果たせたものの、最後の「ぺきっ」という小さな異音が気になり、もう一度電池を入れ込もうとしてみました。あれ、は、入らない・・😅か、完全に壊れた・・。その時の僕はきっとこんな感じでした。

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破壊神とまで呼ばれるBTSのリーダー、ナムさんの気持ちがとてもよくわかったような夜でした。

 

3日目の朝も見事な快晴で、暑さと日差しで6:30起き。2日目と同じ段取りで風呂、朝食を済ませ、日陰でコーヒーを飲みながら最終日どう回ろうか考えます(朝食はまたchumsのホットドッグをいただきました)。

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最も悩んだところは夜の田中フミヤ前をどう過ごすか。フミヤは発表された時にちょっとびっくりしたし、何年か前にContactでやったPerlonのパーティで見て本当に良かったので、今回も絶対見たい。無論、体力が持てば次の卓球さん含めて朝までノンストップで行きたい。ただ、この暑さで寝てない状態で明日の朝片付けができるのか?全くもって自信なし。免疫力もだだ下がりになりそう。それは避けたい。じゃあ、その前に仮眠を少し入れるか?そうなるとホールジーや下手するとトム・ミッシュも少し諦めることに。それも嫌だなーと思って延々と悩んでました🤔

 

現実逃避にTwitterを眺めていると家でお留守番をしている嫁がつぶやいてて、どうやらここ数日全然寝れてないらしく、すこぶる体調が悪いみたい。連絡をとってみると相当弱ってそうで心配だ。さっきまで色々悩んでましたが、SUPERORGANISMまで見て、急遽今日中に帰ることにしました。帰ると心を決めると、意外と心の整理はできて、ホールジーやトム・ミッシュは予習たりてなかったし、一番見たかった田中フミヤもまた自分のパーティで来たときに見に行こうと切り替えられました。

 

今日中に帰るとなると次に発生するのが片付け問題。完全に明日の朝やるつもりだったのでどのタイミングでやろう🤔現在11:20。JAPANESE BREAKFASTは絶対に頭から見たい。この時間死ぬほど暑いし、初日の反省を考えると安全サイドに倒すならJAPANESE BREAKFAST終わってからにするか?でもちゃんと昼ご飯も食べたいし、BLACK COUNTRY, NEW ROADも絶対、絶対頭から見たい。色々考えるとやっぱり今が一番時間がありそうだなという結論になり、ダッシュでテントを片付けることにしました。

 

初日同様暑すぎたので、途中から上半身裸で作業を行うことに(すいません)。ただ、ここでもちょっとしたトラブル発生。上半身裸で作業している時だけなぜか、俺の日焼けした体が目に入るのか、体から出されるフェロモンに吸い寄せられるのか、巨大なスズメバチがブンブン近づいてきました😨僕はスズメバチとタランチュラが昆虫の中で一番怖いと思っているので、あれは本当に恐怖だった。スズメバチが近づいてきたら服を着て、暑さに耐えられなくなったら服を脱いで・・の繰り返しでした。遠目から僕のことを見たらマジで変なやつだったと思います😇何とか片付けを終えて荷物をヤマトに預けたところで時計を確認すると12:40。何とか間に合いそう!急いで入場へ。前日までやっていたゲートでの写真撮影チャレンジは諦めました。

 

13:00、JAPANESE BREAKFASTが始まります。何とか間に合いました!

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1曲目の「Paprika」から天にも昇る心地でした。昼の晴れたグリーンステージで聴いたら最高だろうなと事前から思ってましたが、まさにそれが叶って本当最高でした。歌っている時慌ただしく戻って頑張って銅鑼(ドラ)叩いてたけど、全然聞こえなかったな😂(多分周りの出す音に馴染みすぎてただけだと思います)。「Be Sweet」や「Kokomo, IN」、「Slide Tackle」もバッチリだったし、途中The Cranberries の「Dreams」のカバーもやってくれました(The Cranberries は全然聴いたことないんですが、この曲は聴いたことありました)。時間帯、天候も一番見たい感じでやってくれて本当最高した👏

 

思いっきりライブを楽しめお腹も空いてきたので、オアシスに向かいます。そういえば、この時だったか忘れましたが、ちょっとした珍事件が。僕がグリーンを歩いていると、向こうから男性の二人組が歩いてきます。僕と同じか少し上の年代くらいのガタイの良いおじさんが、すれ違いざまに僕の顔を見ながら「あ、イケメン」と言いました。僕のことじゃないかと思ったけどがっつり目合ってたし、からかわれたのか?とも思いましたがそんな口調でもなかったぞ🤔

帰宅した翌日、少し元気になった嫁にその話をしたら、「マスクと帽子で顔のほとんど隠れてるし、髪はいいところ(代官山)の美容室で切ってもらってるんだし、イケメンの雰囲気だけ出てたんじゃない?」と言われました。あらあら😇

 

閑話休題。前日に食べたけんちん汁にあまりに感動したので、今日も苗場食堂で食べます。冷やけんちん汁ときりざいめしです。これも本っっ当、美味しかった!!

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ご飯食べてると、フジロックの公式アプリからホワイトステージ入場規制の知らせが。鈴木雅之やってんな!入場規制の知らせはこの三日間では初なような気がしました。

 

昼食後はレッドマーキーに向かいElephant Gymをチラ見。ちょうどゲストのホーン隊が出てくるところでした。

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最後2、3曲くらいしか聞けなかったけど、かっこよかったです。ベース弾きまくり、うねりまくりでした。来日公演のお知らせとともに、お金欲しいです〜と何とも素直な気持ちがマイクを通して聞こえてきたのが面白かったです😂

 

 Elephant Gymが終わったらホワイトステージに向かいます。今年はこの道良く通った。ホワイトにいる時間が特に多い年でした。今回一番楽しみにしていたと言っても過言ではないBLACK COUNTRY, NEW ROADを待ちます。

 

BLACK COUNTRY, NEW ROADはFontaines D.C.がキャンセルとなったタイミングで追加になったんですよね。Fontaines D.C.はそれまでちゃんと聴いてなかったんですが、今回ラインナップされたことを機に聴き始めて激ハマりしたバンドです。今年でた『Skinty Fia』も聴けば聴くほど好きになり、今では今年のフェイバリットの1枚です。

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そんなハマってきたタイミングでのキャンセルだったので、辛かった。ただ、追加で発表されたのがBLACK COUNTRY, NEW ROAD。BLACK COUNTRY, NEW ROADも今年でた『Ants from Up There』が大大大好きですっかりファンになっていました。

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ボーカルだったアイザックが抜けてからは過去の曲はやらず、オール新作でライブをやっているというタイミングだったので、新生BLACK COUNTRY, NEW ROADがどんな感じになっているか見たいと思っていました。この2組の発表の時は最高の知らせと最悪の知らせを同時に受け取ったような気持ちで何とも複雑でした。

 

気合入れて早めにホワイトステージについて、ベストポジションを探して待機。暑いが我慢だ。日焼け止めは塗りまくっているが、強すぎる日差しがそれを容易に突破してきて昨日までの日焼けでヒリヒリしている。暇を潰そうとTwitter見ようとするが、ホワイトではなぜか電波が入らない😭昨日までの写真とメンバーのサウンドチェックを見ながら待つことに。メンバー、ずっと「Seven nation army」歌ってチェックしている😂

 

16:00、いよいよBLACK COUNTRY, NEW ROADが登場。入場SEは「Seven nation army」。どんだけよ!

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ライブは事前に聞いていた通り、過去曲はやらずにオール新曲。知っている曲は1つもない。それにも関わらず、ライブが終わった後僕は少し泣きそうになっていました。。ボーカルは曲によって持ち回りで担当していて、各曲のサウンドの幅がさらに広がっている。きっとメンバー同士でたくさんのアイデアを持ち込み、ぶつけて形にしていったんだろう。アイザック脱退という危機を乗り越え、ただ、側からみればそこまで力が入っているようにも見えなくて。この関係性がとても良い。このバンドは僕にとって特別なんだなと感じました。ベースのタイラーがライブ終わりに感極まって泣いてたのもグッときたな。また日本に来てライブしてほしい。絶対行きます。後から知ったんですが、この子Underworldのカールハイドの娘さんらしいですね!びっくりしました。

 

次はSUPERORGANISMを見るのでこのままホワイトで待機。ただ次の時間まで1時間くらいあるし、Twitterも繋がらない、喉も乾いてきたので、調達がてら散歩をすることに。今回まだ訪れていなかったAVALON FIELDの方に足を運びました。

 

お店を見て回ったのですが、3日目のこの時間にもなってくると結構品切れが出てきます。朝霧高原の牛乳使ったカフェラテ飲みたかったが売り切れ😭。何とかアイスコーヒーをゲット。まったり飲みながら次のステージを待ちます。

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17:50、SUPERORGANISMが始まる。僕の中では今回のフジロック最後のアクト。

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幸運にも2018にレッドマーキーでやってた時も見ることができ、その時のライブもかなり良かった。今回は体制がちょっと変わっているし、ホワイトなのでどうなるだろうとちょっと心配もしていましたが、そんなのは全くもって杞憂でした。楽しい、めっちゃ楽しい!本当ライブ上手だなと思いました。前回見た時よりも、何というかレベルが上がっていると言ったら何様という感じだが、世界各地でパフォーマンスしてきた経験値が確実に上乗せされているなという印象でした。新作のタイトル通り、World Wide Popを体験できたような気がしました。最後はフェスということでお客さんもステージにあげて大騒ぎ!途中からハーモニカ吹ける人探してたけど、全然出てこなかったな😂練習しておけば良かった!

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SUPERORGANISM、大満足したので帰路に着くことに。最後暑かったし、小腹も減ったのでイエロークリフで軽井沢ソフトクリームをいただきました(笑)。満足したところでシャトルバスに乗り込みます。この時間に帰るのは初めてなのですが、結構同じように帰る人がいて意外でした。次の日仕事がある人たちかもしれません。目一杯楽しみつつ、体力的に無理しないようにするには、これくらいの時間に帰るのが実はベストだったりするかも、と思いながら帰ってました。

 

これで2022のフジロックは終わりです。これを書いているのは1週間後の8/7ですが、しっかり感染症対策をしたり、体力的に無理しなかったのが良かったのか、お陰様でコロナの症状もなく元気です。最後にちょっとだけ嫌なこと言いますが、全体的には感染対策やその他マナーもしっかり守っているフジロッカーが多いですが、一部ではマスクせず大声あげたり、スペース空けてるところに後から入ってきて間隔を守らないような人もいて、それはちょっと残念だったし、そういう人が周りにいると気になって思いっきり楽しめない部分がありました。時代により求められるマナーは変わってくると思いますが、そのマナーをしっかり守るのがフジロッカーであってほしいと願ってます。

 

3年ぶりのフジロック、本当楽しかったです!また来年行けますように!

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